死ぬこと以外かすり傷 箕輪 厚介 レビュー
こんにちは。
こちらの本は天才編集者?の革命的仕事術を記した本だそうです。最近、堀江貴文さんの本を読んでいる時に、この本のテーマを見たことがあり、読んでみることにしました。
帯には「今、若者はチャンスだ。古い世代にはわけの分からない変化が今まさに起こり始めている。自分たちの手で世界の輪郭に触れ、自由で新しい秩序を作り直そう。こっちの世界に来て革命を起こそう。」と記載があります。
若者中心にベストセラーとなっているようですね。
「死ぬこと以外かすり傷」と言うテーマは結構好きですね。
私もそう思います。介護状態は・・・と言う細かなツッコミは無視して(笑)
こちらの本でも言っているのは、私も思いますが、働き方改革により以前より自由に仕事をすることが出来なくなったと言う点です。
私は仕事を始めた当初、特に営業現場に初めて出た時には何をして良いか分からず、仕事中に受けた問い合わせについて業務中に調べつくすことは出来ませんでした。
お見積り依頼を受けても、業務中に作成する時間もありませんでした。
周囲の先輩達は、いとも簡単に回答し、いとも簡単にお見積りを作成し、夜はお客様と懇親に参加をしていました。
私は余裕もなく、懇親どころではありませんでした・・・。
その結果、週末、夜間に一生懸命調べて翌日回答する。
それを繰り返すことにより、経験を積み、自分の糧となり、今ではノータイムで回答することができることが多くなりました。
それはそれは大変でしたが(笑)
少し余裕が出来てくると、今度は、新しい商品が出れば、家で勉強し、翌日にはお客様へスムースな提案が出来るように備えていました。
また、お客様の業界を知らずして、良い提案が出来るはずもなく、業界本を読んで勉強したり、お客様が建設業であれば現場見学をさせていただいたり、お客様をとにかく理解するようにした結果、自分自身の社会人としての見聞が広がったと思います。
最終的にはお客様から信頼され、社内でもそれなりの評価が得られるようにもなりました。
私は職場のメンバーにも問う事があります。
学校の受験をした事がある人が多いと思いますが、その際に学校の勉強だけで合格できた人。
また、学校に入学した後に学校の時間だけで、試験で良い点を取ったり、授業に付いて行けた人はいますか?と。
天才は置いておいて、殆どの方は、塾へ通ったり、家で復習、宿題、予習をしていたと思います。
更に言うと、学校にしても塾にしても費用を支払って勉強していましたよね。
家で勉強する際にもテキスト代などはかかっていますし、徹夜して勉強したりしていましたよね。
なのに何故、会社に入社した瞬間に「会社からお金は貰っている」のにも関わらず、「時間内だけ仕事をする」、「資格学校(塾)へ通わない」「会社の新商品の勉強(予習)もしない」「今日あったことの振り返り(復習)もしない」と変わるのでしょうか。
私は、お金を会社からもらっているのだから、その分、仕事に対し責任を持ち、自分自身が成長する必要があると思うのですがどうでしょうか?
更に会社は「副業禁止」としている企業がまだまだ多くあります。
この点についても、同著書では触れていましたね。
今の世の中は、お金を支払って仕事をしている人も多くいるそうです。
特に若い方は。
世の中の企業ではやりたい仕事をやるためには、一定期間の下積みをしなければなりませんよね。
よっぽど運が良くない限りは。
ただ、お金を支払うことにより、自分の好きな仕事ができる、これを求めている方もいらっしゃるそうです。
などなど、結構共感できる点が多くある本でしたので、よろしければ読書の秋にいかがでしょうか!?