Contents
京阪電鉄車内で女性と衝突 和解金額は9千万円
驚きの訴訟が発生していました。
京阪電鉄の2階建て車両で、飲酒した男性が階段を転落し、女性にぶつかってしまい後遺症が残ったとして、階下の補助席に座っていた女性が京阪と男性に慰謝料など約2億3700万円の賠償を求めた大阪地裁の訴訟があったのをご存知でしょうか?
私は全く知りませんでした。
結果として、男性が女性に9千万円の支払い義務を認める内容で和解が成立したそうです。
男性の9千万円の支払い義務を認めた一方、12月中に女性に510万円を払えば残額の支払いを免除する内容とのこと。
男性の支払い能力などを考慮したとみられ、京阪への訴えは取り下げたようです。
訴状によると、女性は2016年2月24日午後10時10分ごろ、大阪・淀屋橋発京都・出町柳行きの2階建て車両に乗車し、乗降口から階段を下りた場所にある1階補助席に座っていた際、酒に酔った男性が階段を転落してきて衝突され、首の骨が折れるなどの大けがをしたとのこと。
女性は約半年間入院し、退院後も手足にまひが残り、勤め先を退職せざるをえなくなり、食事や入浴などの日常生活で介護が必要になったとして、逸失利益や介護費用などの支払いを求めていたようですね。
京阪は事故後、2階建て車両の階下にある補助席をすべて撤去したようですが、必要な方も多くいらっしゃったのではないでしょうか・・・。
女性の方への賠償能力がないこともあるのかも知れませんが、個人賠償特約なども検討してほしいものです。