今日ご紹介させていただくのは、以前「岡山県平成29年度総合防災訓練」にご協力いただいた「株式会社ブイキューブロボティクス(以下、ブイキューブ)」様が損害保険ジャパン日本興亜社(以下、当社)と掲題の通り、「チーム・新宿」による災害時の滞留者誘導を目的としたオープンイノベーションの取組み第二弾に参加いただきました。
何だか、感慨深いのが、岡山県ドローン協会の会長白石様と出会い、その後岡山県内におけるドローン活用で意気投合し、ブイキューブ様と知り合いました。
その後、岡山市における実証実験、岡山市に対するドローン勉強会にご協力いただき、結果、当社との本格的な実証実験を行うまでになりました。
内情ですが、初め当社はブイキューブ様とお仕事をする気は無かったようです。(本社)
でも、岡山県における成果を私がPRし、結果として採用いただきました。
そこには、語り尽くせない苦労がありました・・・。(また記事にしますね)
http://www.pref.okayama.jp/page/531234.html
ブイキューブ様の今後ますますのご活躍を楽しみにしています。
もし、この記事を見られたらたまには岡山に来てくださいね!
(以下 要旨)
新宿駅周辺防災対策協議会のメンバーである、損害保険ジャパン日本興亜株式会社、SOMPOリスケアマネジメント株式 会社、工学院大学、株式会社理経及び新宿区(以下、「チーム・新宿」)は、合同で日本有数の人口密集地かつ超高層ビル街 である新宿西口エリアにおいて、小型無人航空機(以下、「ドローン」)を活用した災害時の情報収集及び滞留者誘導の仕組み の開発・実装を進めています。その実効性と課題を確認する実証実験(以下、「本実証実験」)の第二弾を 12 月12 日(火)に 行います。
<本実証実験の背景とねらい> 新宿駅周辺防災対策協議会は、2007 年から継続的に、主に大規
模地震を対象とした地域連携訓練に取り組むとともに、地域の防災 リテラシーの向上に取り組んできました。これらの活動を通して、 災害発生直後の情報収集や円滑な誘導のための情報発信、主要拠 点間での円滑な情報連絡・共有が、大きな課題として浮かび上がり ました。
こうした背景の下、チーム・新宿は、これらの課題を解決するため に、平常業務で蓄積・活用してきた技術・知恵・資源を結集し、実効 性を検証する第一弾の実証実験を2017年に2月に実施しました。
今回の実験は、第一弾の成果をふまえ、ドローンによるリアルタイ ムの撮影映像に基づいた現地本部における情報共有と避難誘導の 音声伝達、情報伝達能力の定量的評価、通信手段の冗長化、リアルタイム分析に向けた基礎データの収集を行います。 また、一般の方にも避難者として避難誘導や音声伝達の実証実験に参加いただく予定です。
<本実証実験の概要> ●スケジュール、実験会場等
2017年12月12日(火)10時~12時 新宿中央公園及び工学院大学、新宿区役所 ※天候による変更があるため、取材は事前にお申し込みください。
●検証事項
新宿中央公園においてドローンを自動飛行させ、約 550m 離れた工学院大学では、ドローンが撮影したデータを分析し、 その結果を基に音声による情報提供を行います。ドローンが撮影した動画等は、3 会場いずれでも共有します。 1.リアルタイム映像コミュニケーション技術を活用した拠点間での情報共有 2.遠隔拠点におけるドローンを活用した情報収集
3.遠隔拠点からの滞留者への情報伝達
●活動資源
「チーム・新宿」のメンバー各社が、主要な資源(人財、資機材、資金等)を持ち寄り、活動しています。2016 年に工学院大学 が採択された『文部科学省「私立大学研究ブランディング事業 タイプA(社会展開型)」』の研究資金の一部も充当します。
●実施体制 「チーム・新宿」メンバー:損害保険ジャパン日本興亜株式会社、SOMPOリスケアマネジメント株式会社、工学院大学、
株式会社理経、新宿区 ※別紙、【ご参考】 を参照ください。 協力団体:新宿駅周辺防災対策協議会、株式会社NSi真岡、アイベックステクノロジー株式会社、日東通信株式会社、
株式会社ブイキューブロボティクス、一般財団法人公園財団、株式会社システムファイブ、日本電気株式会社
2017年12月5日
第一弾の実証実験(2017 年 2 月 11 日)の様子
●本実証実験における各社の担当業務
企業名等 |
担当業務 |
損害保険ジャパン日本興亜 株式会社 |
・本実証実験の企画・実施・検証 ・ドローンをはじめとする必要な資機材の提供と機材運営要員の提供 |
SOMPOリスケアマネジメント 株式会社 |
・本実証実験の企画・実施・検証の支援 ・新宿駅周辺防災対策協議会との調整 |
工学院大学 |
・地域の専門家としてのテクニカルアドバイス ・新宿駅周辺の事業者の立場から、本実証実験の企画・実施・検証に関するアドバイス ・無線通信機材をはじめとする必要な資機材の提供と機材運営要員の提供 ・日本電気株式会社と連携した撮影画像の分析手法の開発 |
株式会社理経 |
・ドローン撮影の画像データ配信、音声伝達のための無線インフラ及び関連機材の 提供・設置 ・協力会社 日東通信株式会社、アイベックステクノロジー株式会社、株式会社システム ファイブと連携した製品・運営要員の提供 |
新宿区 |
・新宿駅周辺を所管する基礎自治体の立場から、本実証実験の企画・実施・検証に 関するアドバイス ・ドローン飛行場所の提供・指定管理者との調整 ・新宿駅周辺防災対策協議会の事務局 ・一般財団法人公園財団と連携した、実験場所及び資材の提供 |
新宿駅周辺防災対策協議会 |
・新宿駅周辺の事業者の立場から、本実証実験の企画・実施・検証に関するアドバイス |
株式会社NSi 真岡 |
・ドローンの製作、保守及びドローン搭載・非搭載型 LTE 画像配信システムの構築 ・ドローンの UTM 運行管理システム構築及び自律飛行ソフトウェア開発 |
株式会社ブイキューブロボティ クス |
・ドローンと親和性の高いリアルタイム映像コミュニケーション技術を開発・提供 |
ドローンの発展万歳!!