こんにちは。
コラム第三回です。
間違ったお金の使い方をやめられないには理由があります。
「お金=価値」と言う概念を教え込まれているからです。
お金の使い方には「投資」「消費」「浪費」があるとお伝えしましたが、「お金=価値」だと信じている方は以下のような理解をしています。
「投資」=お金を使って「値段より高い価値」を手に入れること
「消費」=お金を使って「値段と同じ価値」を手に入れること
「浪費」=お金を使って「値段以下の価値」を手に入れること
何となく、正解のような気がしますよね。
それは、誤った価値観だと理解ください。
殆どの方は「お得か否か」「高いか安いか」を判断基準にしていると思います。
以前の私もそうでしたが、「お得だ」と思ってしまうと、それだけで欲しくなってしまい、何の疑いも持たず買ってしまうのです。
「お得か否か」で判断してしまうと、「安くてお得で必要のないもの」を買い続けてしまいます。
「お得か否か」で判断する人生は「絶対に儲かる投資話」に乗せられてしまいます。
テレビやチラシで宣伝している「コマーシャル」が訴えていることは、「必要性」ではなく、「欲しい!」と言う感情なのだと私は思います。
マーケティングを私もしていますが、ニーズ(必要性)ではなくWants(欲求)に訴えるのが一番成功の近道なんですよね。
何事も努力は必須です。
「絶対に儲かるFXプログラム」はありませんよ。
だって、全員儲かることはあり得ないのですから。
そもそも、お金って何か?と言うことを考えてみましょう。
経済学では「価値の尺度」「交換の媒体」「価値の保蔵」と言う三つの機能を持ったものを「通貨」と呼んでいます。
これは「通貨の機能」を説明しているだけで、お金の本質とは異なります。
お金の本質は「感謝の気持ち」とおっしゃる方がいます。
これは、私は正しいと思います。
通貨自体には価値なんてないのです。
1万円札の価値そのものには20円の価値しかないのですから。
通貨を介してやりとりされる感謝の気持ちにこそ価値があるのだと思います。
感謝の気持ちを分かりやすく「実体化」したものが通貨ではないでしょうか?
私が勤めている会社もそうですが、売上目標や収益目標として数値化されたお金が一人歩きをしていますが、本来はお客様の役に立って感謝された結果として後から付いてくるのだと思います。
私の営業、マーケティングは全てこのスタンスに則っています。
周りからは、回りくどい、今すぐ成果を!と言われますが、違います。
お客様から感謝されてこと、継続的な成果につながると思います。
本年もこの信念を貫いていきたいと思います。