王者クロフォード計量で乱闘騒ぎ 素手で高速右フック放ち会場騒然
こんばんは。
こちらの動画を見られた方はいらっしゃいますでしょうか?
元ボクサーとして、正直感動しました。
すごい!
「ボクシング・WBO世界ウエルター級タイトルマッチ」(13日、オマハ)
米国ネブラスカ州オマハのCHIヘルスセンターで開催される注目の無敗対決を前に、12日(日本時間13日)に行われた計量で、あわや大惨事になりかねない騒動がぼっ発した。王者テレンス・クロフォード(31)=米国=が145・4ポンド、同級10位のホセ・ベナビデス(26)=米国=が145ポンドとリミットの147ポンド(66・6キロ)を下回り、戦いの準備が整ったところでトラブルは発生した。
上半身裸の状態でフェイスオフに臨んだ両者は顔が付くほどの距離で、闘志むき出しでにらみ合う。するとベナビデスが何やら言葉を発しながら両手で王者の両肩付近をつかみ、後方に押し飛ばした。突然の出来事にやや押し込まれたクロフォードは元の位置に戻るやいなや、高速の右フックを相手の顔面に向けて放った。これをベナビデスは寸前のところでスウェーでかわす。慌てて関係者が割って入り、両者を引き離したが、計量会場は騒然。翌日の試合に向けて不穏な空気に包まれた。
試合を放送するESPNが公開した動画はSNSで瞬く間に拡散。27戦全勝(18KO)のベナビデスを推すファンは、王者の高速フックをかわした挑戦者のディフェンスを絶賛。試合でも再現するとのコメントが続いた。
一方でワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)、サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)とともにパウンド・フォー・パウンド首位の座を争う33戦全勝(24KO)のクロフォードのファンは別の見方をする。クロフォードが素手で相手を殴り飛ばした場合、単に殴られただけでは済まないことは当然想定できる。ギリギリのところでわざと外し、騒動で話題をつくった、これこそプロの技だという意見だ。何れにせよ無敗対決への注目は高まっている。