こんばんは。
温泉に入り、食事も終え、すっかりまったりしています。
今ニュースを見ていたら、掲題のキーワードが放映されていました。
皆さんご存知でしょうか?
「ゴルディロックス相場」です。
金融市場で話題になっている言葉があります。
それが「ゴルディロックス」。
これはイギリスの童話「3びきのくま」に出てくる少女の名前が由来です。
ゴルディロックスは熊の家に忍び込み、3つのスープを発見する。その中で熱すぎず冷たすぎない1つを飲み干す。そして、寝室に向かい、固すぎず柔らかすぎないベットで眠るが帰宅した熊に見つかり大変な目に会うという話だそうです。
この話から、金融市場では、ほどよい状態で安心が広がることを「ゴルディロックス相場」というそうです。
この言葉には不吉な経験があるとのこと。
前回の世界金融危機の前にもこの「ゴルディロックス」という言葉が使われていたそうです。
2007年 前半に多く使われた直後、サブプライムローン問題、リーマン・ショックが起きました。
現在(2017年)は、日銀がいまだに終わりが見えない異次元緩和をもとに国債の金利を低くしています。
これにより、投資家は利益を求め、株などに投資し、個人はローンなどの借り入れがしやすく、企業には事業を拡大しやすい環境が続いています。
私も大分恩恵を受けている一人です。
しかし、楽観的になりやすいこの状態は、突然大きな危機を招く可能性があるということです。
ゴルディロックスという楽観的な背景の中、いろいろなひずみが積み上がっており、混乱するときはリスク回避が一斉に発生する可能性があります。
リスクを回避しようというときに一番ダメージを受けやすいのは日本で、そうなれば、急激な円高と株の調整になってしまうと言うお話でした。
確かに、リーマンショックなどの直後には、安全資産である日本円の買いが一斉に起こり、1ドル80円台なんて時代もありましたね。
とはいえ、野村ホールディングスによれば、「ゴルディロックス」の相場上昇はまだ続くそうなのです。
同社の国際経済責任者ケビン・ゲイナー氏はインタビューで、世界の成長は企業利益を押し上げるのに十分力強く、同時にインフレを抑制する十分な落ち着きを示しており、広範な市場での値上がりを支える完璧な環境が少なくともあと12カ月は続くとの見方を示した。
同氏は景気循環が頂点に達する中で、欧州の株式や高利回り債、新興市場のクレジットが2008年の金融危機より前の全盛期に見られたバリュエーションに追い付く可能性があると指摘。
「相場上昇がもっと続く可能性がある。労働市場が逼迫(ひっぱく)し、経済成長がトレンドを上回っている場合、企業の収益性は落ち込み、それが弱気材料となるが、利益率に対するその種のプレッシャーは見受けられない」と述べた。
結局は何ともいえないと言うことですね。
リスク管理は皆さん、きちんとしておきましょう!