新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
早速ですが、新年明けて「2018年版Macノートの比較」をしたいと思います。
こちらのリンクも宜しければどうぞ。
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Mac Bookに関するメリット・デメリットをまとめました
イメージでは、持ち運び用は「MacBook Air」、据え置き用は「MacBook Pro」と、ノート型Macは比較的選びやすいラインナップだったと思います。
ただ、私も持っている、薄型・軽量の「MacBook」がラインナップに加わりました。
MacBook Proは2016年のフルモデルチェンジで持ち運び用としても使えるほど薄型化と軽量化を果たしましたね。
MacBook Airは11インチモデルの販売は終了したものの、13インチモデルが販売されていますが、それと引き換えに薄型・軽量の称号はMacbookへ奪われてしまいましたね。
特に、「コンパクトなMacノートが欲しい」「初めてMacを買う」という人にとって、どれを選ぶべきか悩ましい状況となっていると思います。
そこで今回は、最新のノート型Macについて改めて整理してみました。(私見です)
参考にしていただければ幸いです。
最新ノート型Macのラインナップを整理してみます
現行のノート型Macは、12型のMacBook、13.3型のMacBook Air、13.3型のMacBook Pro、15.4型のMacBook Proの4つのモデルがあるようです。
結構調べてみたのですが、意外と整理されているサイトは少なかったです。
この中で持ち運び用として選ぶとすると、MacBook、MacBook Air、13.3型のMacBook Proが良いと思います。
3つでも悩ましいですが、13.3型のMacBook Proには、「Touch Bar」を搭載するモデルと搭載しないモデルがあります。
そのため、合計4つのモデルから選ぶことになります。
と言うことで、この4つのモデルの特徴を整理して行きます。
これらのモデルははじめてノート型Macを買うという人にとっても最適なモデルです。
参考になれば幸いです。
小さくて軽い「MacBook」 キーボードが使いやすいです
高解像度な12型の「Retinaディスプレイ」を搭載したMacBookは、ノート型Macの中でもっとも設置面積が小さくて、軽いモデルです。
MacBook Airの11インチモデルの販売が終了したことで、画面サイズも一番小さなモデルとなりました。
1kgを切る軽くてコンパクトなボディは持ち運びにピッタリと言う評価ですね。
最新の2017年モデルはCPU性能が向上し、キーボードの打ち心地が大きく改善されたと言う評価です。
一番安価なモデルはCPUに第7世代のCore m3プロセッサーを搭載しています。
正直、特殊な使い方をしない一般人(私みたいな)にとっては分からないレベルです。
せっかくですので、詳細分析して見ます。
動作周波数は2016年モデルの1.1GHzから1.2GHzへグレードアップ。
ターボブースト使用時は最大2.2GHzから最大3.0GHzへ向上していると言うことで、ピーク時の性能が大きくアップしました。
ただ、ファンが無い構造のため、結構熱くなります。(びっくりするくらい)
私はこの冬に購入したので、暖かく重宝していますが夏は怖いです。。。
高負荷の作業を長時間こなすのには向いていないようですが、性能が気になっていた人にとってはうれしい性能アップですね。
GPUが「HD Graphics 615」となったことで、外部出力が最大4096×2304/60Hzとなったのは、外部ディスプレイを使っている人にとっては朗報ですね。
キーボードは、MacBook Proと同じ第2世代のバタフライ構造を採用し、従来モデルよりもキーストロークが深く感じられるようになりました。
従来モデルほどペタペタした感じがなくなったので、ぜひアップルストアなどで試して見てください。
ただ、結構ストロークが深いぶん、音は大きいですよ!
外部インターフェイスはUSB Type-Cとヘッドホン出力だけのストイックな仕様は変わっていません。
安い「MacBook Air」高い拡張性と普通が魅力
MacBook Airは2008年に「世界最薄のノートブック」として、当時のCEOスティーブ・ジョブズ氏が茶封筒から取り出したのが懐かしいですね。
この頃からジョブスプレゼンが流行りました。
私も真似しました!ご冥福をお祈りいたします。
ストレージがHDDからフラッシュストレージへ、バックライトキーボードが廃止されたり復活したり、何度もモデルチェンジを繰り返し、現在も販売されている歴史の長いモデルです。
若干、方向性を見失っている感はありますが。(Air=軽いではなく、安いに聞こえます)
最新モデルはCPUが1.6GHz(ターボブースト使用時最大2.7GHz)から、1.8GHz(ターボブースト使用時最大2.9GHz)へアップデートされ、基本性能が底上げされました。
第5世代のCore i5プロセッサーで、ほかのモデルと比べるとアーキテクチャーは古いようです。
しかし、その分、価格が安いのが魅力で、税別10万円以下で買える唯一のノート型Macです。
法人とすると10万円以下で購入できるので、複数年で減価償却しなくてよく、1年で償却できるのは大きいと思います。
そのため、企業ではMacBookAirを使っているところが多いですね。
ベンチャーは殆どMacBookAirです。
ディスプレイがRetinaディスプレイではないなど、CPU以外にも古さを感じる部分はあります。
フルサイズのUSB 3.0やSDメモリーカードスロットを備えるなど、USB Type-Cしか搭載しないMacBookやMacBook Proよりも外部インターフェイスは充実しています。
キーボードもバタフライ構造を導入していません。
これが、通常営業で使うのにはちょうど良いのかも知れませんね。
結構、営業マンからは不満の声を聞きますが。(スペック的には)
パワフルな「MacBook Pro」 「Touch Bar」をどう考える?
ノート型Macの中で、ハイエンドに位置づけられるMacBook Proは人気ですね。
一昨年の2016年にフルモデルチェンジし、本体の薄型化と軽量化が図られました。
13.3型モデルは重量が1.37kgで厚さが14.9mm、15.4型モデルでも重量が1.83kg、厚さが15.5mmと、持ち運び用としても十分使いやすくなりましたが、本体の薄型化にともない、外部インターフェイスがThunderbolt 3(USB Type-C)のみになるなど、これまでのMacBook Proとは大きく生まれ変わりました。
一昨年のフルモデルチェンジでは、ファンクションキーの部分にタッチディスプレイを搭載したTouch Barという新しい操作スタイルが取り入れられました。
音量や画面の明るさなどをタッチ操作で直感的に調整したり、iPhoneの電話やFaceTime通知を受けたり、テキストの候補や絵文字にすばやくアクセスしたり、アプリによってさまざまな使い方ができるのが特徴です。
もちろん、ファンクションキーとしても使用可能です。
Touch Bar搭載モデルは、iPhoneでおなじみの「Touch ID」も組み込まれており、ロック解除や「Apple Pay」を使った買い物の認証に指紋を利用できます。
最新の2017年モデルは、第7世代Coreプロセッサーを採用し、基本性能がアップしました。
従来モデルは第6世代Coreプロセッサーを搭載していたので、最新アーキテクチャーの採用を待っていたという人にとって待望のモデルと言えるのでしょうか。
Touch Barありとなしのモデルは、搭載する外部インターフェイスも異なります。
Touch Barありのモデルは4つのThunderbolt 3(USB Type-C)を備えるのに対して、Touch Barなしモデルは2つのThunderbolt 3(USB Type-C)を備えています。
それでは4モデルをさまざまな角度から比較していきましょうか。
持ち運びやすいのはどれ?
携帯性を重視するなら、重量が1kgを切るMacBookです。
軽いのはもちろんだが、実際に使ってみると、設置面積が小さいのでカバンへ収納しやすいのです。
また、本体がスリムなので書類といっしょにカバンへ入れてもかさばりません。
Macを毎日持ち歩きたいという人は、MacBookを選ぶべきです。
MacBook以外のモデルの重量は、3モデルともほとんど同じです。
重さは約1.35kgで、厚さもほとんど同じ。
なお、MacBook AirよりMacBook Proのほうが設置面積は狭くなっているのは参考に。
バッテリー駆動時間のカタログスペックは?
「ワイヤレスインターネット閲覧」という項目で比べてみると、バッテリー駆動時間がもっとも長いのはMacBook Airです。
・MacBook:最大10時間、41.4Whリチウムポリマーバッテリー内蔵
・MacBook Air:最大12時間、54Whリチウムポリマーバッテリー内蔵
・MacBook Pro(Touch Barなし):最大10時間、54.5Whリチウムポリマーバッテリー内蔵
・MacBook Pro(Touch Bar搭載):最大10時間、49.2Whリチウムポリマーバッテリー内蔵
とはいえ、Windowsユーザーからするとどれも素晴らしいスペックだと感じます。
高性能なモデルは?
パフォーマンスは、やはりMacBook Proがすぐれています。
プロですもんね。
CPUの動作周波数が高く、ファンも搭載しているので、高いパフォーマンスを安定して発揮してくれます。
Touch Bar搭載モデルは「3.1GHzデュアルコアCore i5(ターボブースト時最大3.5GHz)」、Touch Barなしのモデルは「2.3GHzデュアルコアCore i5(ターボブースト時最大3.6GHz)」を搭載しています。
Touch Bar搭載モデルのほうがCPU性能は高さそうに見えますが、ベンチマークテスト「Geekbench 4」の結果は、Touch Barなしのモデルのほうがわずかにスコアは高かったそうです。
搭載するCPUの詳細情報を見ると、Touch Bar搭載モデルが「Core i5-7267U」、Touch Barなしモデルが「Core i5-7360U」を搭載しています。
CPUとしてはTouch Barなしのモデルほうが高性能なCPUを搭載しているためです。
MacBookは最新モデルでCPUが強化され、ターボブースト時の周波数が底上げされています。ベンチマークのスコアの結果も高かったとのこと。
従来モデルではパフォーマンスが足りないと言われていましたが、最新モデルはかなりパフォーマンスがアップしているようです。
ただ、ファンレス仕様なので、高負荷の作業を長時間こなすのには向いていないですね。
使いやすいモデルはどれ?
使い勝手の点で注目したのは、ディスプレイ、キーボード&トラックパッド、外部インターフェイスの3つです。
アップルはiPhoneにもiPadにも採用している高解像度なRetinaディスプレイをMacにも採用しています。
今回紹介している4モデルうち、MacBook AirだけがRetinaディスプレイではありません。
もちろん1440×900でも、解像度が低いということはありませんが、Retinaディスプレイを搭載するほかのモデルと比べると、精細さや輝度、鮮やかさは劣りますね。
Retinaディスプレイを一度でも使ったことのあるユーザーだと、粗さが気になるかもしれないですね。
これって、意外と面白く、私も実家に帰って1世代前のテレビを見ると結構荒さが気になるんですよね。
Retinaディスプレイを使ったことない方は問題ないですが、一度でも使ってしまうと戻れないと言う意味です。
MacBookとMacBook Proは、Retinaディスプレイを搭載しており、どちらのディスプレイも非常にキレイです。
スペック的には、広色域(P3)で500ニットのMacBook Proのほうが表示クオリティは上のようですね。
キーボードは、MacBook Airはストロークが深い普通のキーボードなのに対して、MacBookとMacBook Proはストロークが浅いバタフライ構造を採用しています。
バタフライ構造のキーボードは賛否両論あるようですが、第2世代のバタフライ構造は、ストロークこそ浅いがしっかりとした打ち込み感覚があり、打ちにくいということはありません。
特に第2世代のバタフライ構造のキーボードを採用したMacBookは、従来モデルよりもだいぶキーボードが打ちやすいと高評価です。
MacBookとMacBook Proは圧力感知機能を搭載した感圧タッチトラックパッドで、トラックパッドをグッと押し込む「強めのクリック」という操作をサポートしています。
強めのクリックはあったら便利な機能ですね。
Macはマルチタッチジェスチャーでいろいろな操作ができるので、トラックパッドの面積のほうが重要だと思います。
設計が古いMacBook Airはトラックパッドの面積がほかのモデルと比べて狭いです。
トラックパッドの操作性を重視するなら、MacBookかMacBook Proがベストですね。
MacBook ProのTouch Barは、ファンクションキー部分に埋め込まれたタッチ操作対応のディスプレイです。
アプリケーションによって表示が変わり、さまざまな使い方ができます。
便利ですが、現状対応アプリが少ないため、まだまだこれからといった印象です。
Touch Barを搭載したモデルは、Touch IDが組み込まれています。
ロック解除やApple Payでの買い物の認証などに使えます。
外部インターフェイスは、MacBook Airが豊富にそろっています。
フルサイズのUSB3.0やSDメモリーカードスロットがあることもあり、多くの周辺機器と接続できます。
MacBookはUSB Type-C、MacBook ProはThunderbolt3(USB Type-C)しか搭載していません。
映像出力、電源、データ転送と万能で将来性のあるポートではありますが、対応機器が徐々に増えている段階では、追加コストは必須だと考えてください。
コスト比較をすると?
今回取り上げた4モデルの中で一番安いのはMacBook Airです。
価格ドットコムでも、10万円を切っており、一番安く買えるノート型Macです。
予算重視ならMacBook Airが最有力候補となります。
注目すべきはMacBookとTouch BarなしのMacBook Proが同じ価格で購入できることです。
携帯性ならMacBook、パフォーマンスならMacBook Proということになります。
同じ価格なので、ここは悩む人が多いです。
私も迷いました。
デスクトップPCなどメインマシンがあるのならMacBookで確定なのですが、メイン機としては、MacBook Proを選ぶといいかもしれません。
まぁぶっちゃけ趣味です。
Touch Bar搭載のMacBook Proは、一見すると高く見えますよね。
TouchBarなしのMacBook Proよりもストレージの容量が2倍でThunderbolt3(USB Type-C)の数も2倍で全体的に性能が高いのでやむを得ないのです。
Touch Barだけの価格差ではないことは知っておいてください。
Touch Barを搭載する15.4型モデルとの価格差は6万円なので、よりパフォーマンスを求める人は15.4型モデルを検討してください。
●アップルストア価格(税別)
・MacBook:142,800円~
・MacBook Air:98,800円~
・13.3型MacBook Pro(Touch Barなし):142,800円~
・13.3型MacBook Pro(Touch Barあり):198,800円~
まとめ
Macノートの4モデルを比べてみましたがいかがでしょうか?
携帯性を重視するならMacBook
パフォーマンスを重視するならMacBook Pro
価格を重視するならMacBook Air
ただ、バランスで見た場合は、なかなか悩ましいですよね。
携帯性、パフォーマンス、価格をトータルで見ると、Touch BarなしのMacBook Proのバランスがいいかなぁと思います。
価格はMacBookと同じですし、重量はMacBook Airとほとんど変わりません。
Touch Barを搭載するMacBook Proは、価格は高めですが、まだ必須機能ではありません。
今後はTouch IDの機能が進化し、一度使うと手放せなくなることを期待します!
MacBookは従来モデルからパフォーマンスとキーボードの使い勝手が改善され、携帯性以外の部分も底上げされています。
セカンドPCの評価から、メインPCへの格上げがなされたのではないでしょうか。
価格がMacBook Proと同じという点は気になるかも知れませんが、軽さも1つのスペックと考えれば納得できると思います。
私も携帯性が決め手でしたしね!
MacBook Airは安いだけでなく、“普通の機能”と豊富な外部インターフェイスを備えているのが魅力です。
企業が社員に貸与するのはこれですよ。
いかがだったでしょうか?
参考にしていただければ幸いです。
今年もよろしくお願いいたします!
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